
医療法人社団 和水会
原口内科・腎クリニック
-糖尿病・腎臓内科・透析・甲状腺ー
スタッフ紹介

院長 原口 和貴
常勤医師 本杉 愛
常勤医師 渡邉 佳代

医師紹介
Doctors
当クリニックに通ってこられる患者さんは、メタボリック症候群から始まり、糖尿病、糖尿病性腎症からの腎不全や透析、または慢性糸球体腎炎、IgA腎症など、もともと腎臓に疾患を持っていらっしゃる方など、幅の広くなおかつ慢性的な経過をたどる方が多くいらっしゃいます。
病気が違うと、自覚症状や検査結果が違うのはもちろん私たちが伺う患者さん訴えや悩みも変わります。
①病気の原因 ②病気の進み方 ③患者さん及び家族の悩み、戸惑い、苦しみ ④看護上の注意点 など。そのため私たちが注意を払うべき観察点や指導する内容(①~④)もそれぞれ違ってきます。
現在は病気のステージ毎だけではなく、ステージの進行を視野に入れながら、もう少し長期的な視野で患者さんに寄り添う看護ができるよう日々研鑽しております。
はじめまして
クリニック2階の透析室で、私たち3名の臨床工学技士は勤務しています。
透析室には26台の透析装置があり、月・水・金曜は3クール(午前・午後・夜間)、火・木・土曜は2クール(午前・午後)で治療を行っています。現在、80余名の透析患者様が週3回の治療に通われておりますので、年間延べ治療件数はおよそ13,000件となっています。
私たちは患者様の安全を最優先に考え、適切な医療機器の管理と保守、操作を行うことで、安全・安心な医療サービスを提供しています。特に、様々な治療効果が報告されているオンラインHDF(透析液を補充液として使用する血液透析濾過療法)を行うためには、徹底した透析液の清浄化が必須となります。私たちは日本透析医学会「透析液水質基準」、日本臨床工学技士会「透析液清浄化ガイドライン」に基づいた管理を実践しています。日本透析医学会統計調査委員会の調べによると、国内のオンラインHDFを主としたHDF療法の割合は年々増加し、2021年末の調査結果でついに全体の5割を超えました。当院では、2007年の開院から前希釈オンラインHDFを導入しており、その割合は当初1~2割ほどでしたが、2017年以降は9割以上で経過しています。
また、私たちは3名とも透析技術認定士の資格を取得しています。そして、各学会・研究会・勉強会等に積極的に参加し、新しい知識や技術の習得・向上に努めています。2019年に穿刺難易度の高い患者様の再穿刺の頻度を減らし、患者様の苦痛・不安の軽減を図ることを目的にエコーガイド下穿刺を導入しました。私たちも技術習得し、現在、医師・看護師それぞれ2名と計7名で対応しています。この取組みについて、2022年の第48回山梨透析研究会で報告し学術奨励賞をいただきました。
私たちはこれからも透析室スタッフとともに、患者様の健康と安全を第一に考え、専門的な知識や経験を活かしたサービスを提供することで、患者様の信頼と満足度を高めることを目指して行きます。
検査技師は常勤1名、非常勤1名が在籍し、糖尿病、腎臓病、甲状腺の専門クリニックに透析室を併設し、専門性の高い検査を多岐にわたり行っています。
私たちは、病気の診断、治療による病状の評価のために、検査機器のメンテナンスと共にメーカーや医師会のサーベイで検査の精度を確認し、正確で信頼性の高い検査結果を迅速に提供するよう日々努めています。
また、検査がなぜ必要なのか、どんな方法で何がわかるのか、費用はどの程度かかるのか等、検査を受けるうえで受診者自身が疑問に思うことを丁寧に説明するよう心掛けています。それは、納得して検査を受ける事でご自身の病状の理解が深まり、治療に積極的になると考えているためです。
透析室では、治療の継続に必要不可欠なシャントを超音波で定期的に検査しています。機能と形態の評価をおこなうことで、狭窄等の緊急時変化に医師が迅速に対応できるようサポートしています。
慢性疾患は長期間にわたり通院することが多く、治療に対するモチベーションの維持は困難です。治療を中断することなく、いつまでも健康で暮らせる為に、検査が一助となることを目指しています。
原口内科・腎クリニックは、管理栄養士が常勤している県内では数少ないクリニックです。
これは患者さんが治療をする上で、食事療法が重要であり、必要に応じてすぐに対応したいという院長の想いから実現しています。
私たち管理栄養士は、当クリニックの治療理念でもある、病気を進行させないということを基本に、患者さんと一緒に、食事からできることを考え、提案・サポートしています。
日々の食事のことから不安や疑問など、何でも打ち明けてもらえるような、身近な存在を目指しています。